むずむず脚症候群
■むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは?
夕方や寝る時に、脚がムズムズして熟眠できず、日中に眠気を感じる病気です。「ムズムズする」という抽象的な症状のために、病気として見逃される事もあります。日本人の2~5%が罹っていると考えられ、女性が男性の約2倍、40歳以降に多くみられます。原因は脳内の神経伝達物質の障害、鉄欠乏、他の病気や薬の影響が考えられていますが、解らないことも多い病気です。
■こんな症状があればご相談下さい。
- 1 下肢に「ムズムズする」「痒くて掻かずにいられない」「ほてる」「ピリピリ、ピクピクする」などの不快感が生じ、脚を動かさずにはいられない。
- 2 これらの不快感は、横になっている時、座っている時(例えば電車の中や映画館)など動けない時ほど強くなる。
- 3 これらの不快感は、脚を動かすこと(例えば脚をさする、足踏み、歩く)で楽になる。
- 4 これらの不快感は、夕方から夜、寝る時に多くおこる。
- 5 血縁に同じ症状の人がいる。
■検査について
詳しい問診と簡単な血液検査で、診断が可能です。むずむず脚症候群は、睡眠中に脚がピクピク動く周期性下肢運動異常症や、睡眠時無呼吸症候群を合併することが多いため、症状によっては精密検査を行うこともあります。
■治療について
症状により、内服薬や貼付剤で治療します。鉄分不足がある場合は、鉄剤も投与します。
カフェイン、アルコール、タバコは、症状を悪くするため控えましょう。
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